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・・・花に想いをのせて・・・

紅葉*

今年は、イチョウの紅葉(黄葉?)を沢山撮りました。

一度だけ、”紅い”葉っぱも撮ったので、
せっかくなのでご紹介いたします。
(あ、それでも、イチョウも写ってる・・・)


紅葉*_d0026414_0251841.jpg


都心の庭で撮りました。
敢えてビルを入れてみると、
それが伝わって面白いかな、と思って。






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良いタイトルが浮かんでこなかったので
付けていないのですが、
この時の気分としては、

舞台準備が全て整った所での「おでましおでまし」、

みたいな感じでした。


紅葉*_d0026414_0221046.jpg


構図としては、こちらの方が気に入ってます。


ところで、この風景を前にして、
”浮世絵”を思いながら撮っていました。

正確に言うと、
”浮世絵”(の構図)から影響を受けたという、
”ゴッホの絵”を思いながらー。

こちらの左下にある、「種まく人」という絵。

日本人として、こういう構図は割と普通に思えるし、
自然に眺めてしまうのですが、
ゴッホにとっては新鮮だったらしいです。

でも、ゴッホがこの構図で木を入れると、
「何故に此処に木が?」と
私は感じてしまいました・・・。

ところで、ゴッホはこの絵を、南仏アルルで描いています。
アルルへは「理想郷」を創るべく移ったとのことですが、
この太陽の大きさ、明るさが、
ゴッホの感じた”アルルの光”、なのでしょうか。

興味深いことに、アルルに着いたゴッホが、
弟テオ宛(確か)の書簡の中で、

「アルルのこの光は、日本の明るさそのものだ」

のように書いていた、と読んだことがあります。

ここでまた、私の頭の中は
「???」
となります。

私はアルルへは行ったことがないので何とも言えないのですが。

ゴッホが知っている日本は恐らく、
浮世絵を通じてのもの、だったのではないでしょうか。
そう考えると、アルルとは通じるものが見つけられずー。
あくまで、私が思う”アルル”ですが。

ゴッホさんと直接お会いして、その辺りを聞いてみたいです。
いや、アルルに足を運んで、自分の目で確かめたい。


(風景や、実際の光が云々・・・というのではなく、
もっと精神性を見つめてのこと、なのかも知れませんね)





by juno-7 | 2010-12-10 23:58 | 旅・街・スナップ