・・・花に想いをのせて・・・

白い雲・・・フランス上空

私が見るのと同じように、
誰もが、
目の前にある風景を見るのではないことは確かだけれど、
もう他の何物でもない、と思える程に白い雲は、
クッキリとかたどられていたのです。

この日、リヨン上空辺りでみたもの。




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「白い雲」

おお見よ、白い雲はまた
忘れられた美しい歌の
かすかなメロディーのように
青い空をかなたへ漂って行く!

長い旅路にあって
さすらいの悲しみと喜びを
味わいつくしたものでなければ
あの雲の心はわからない。

私は、太陽や海や風のように
白いもの、定めないものが好きだ。
それは、ふるさとを離れたさすらい人の
姉妹であり天使であるのだから。


*

Weisse Wolken


*

Hermann Hesse作
高橋健二訳










私にはまだ、「あの雲の心」は到底わからないけれど、
でも、今はそれでよくて、
もっともっと”この場所から”、
雲をただ見上げ、味わっていたいと思うのです。
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by juno-7 | 2013-02-28 19:26 | 旅・街・スナップ