・・・花に想いをのせて・・・

マルセイユで見た雲

フランス上空・雲の旅を終え、無事、
マルセイユ・プロヴァンス空港へ降り立ったのは夜7時。

エクス行きのバスに乗り、”やれやれ”と一息ついたと思ったら、
前方に見えてきたのは・・・、
またまた天使の雲

こちらの方は不意をつかれまして、
慌ててカメラを出したり構えたりしているうちに、
少しカタチが変わってきてしまった。
でも、天使のお姿、見えるでしょうか?

日が沈み、一面暗くなってしまうまで、
「目を閉じてはいけない」国ですね、ホント。



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エクス・アン・プロヴァンスでは、
今までも何度かご紹介している、≪泉めぐり≫



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こちらは、人の手による天使像。



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前回ご紹介した、ヘッセの雲の詩。
せっかくなので、別のヘッセの文章もご紹介しますね。


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広い世界に、私より雲をよりよく知り、私以上に雲を愛する人がいたら、
お目にかからせてもらいたいものだ!
あるいはまた、雲より美しいものが世界にあったら、
見せてもらいたいものだ!
雲は戯れであり、目の慰めである。
祝福であり、神のたまものであり、怒りであり、死神の力である。
雲は、みどり児の魂のように、やさしく、柔らかで、おだやかだ。
雲は、親切な天使のように、美しく、豊かで、恵み深いが、
死神の使者のように、暗く、のがれがたく、容赦を知らない。
*
雲は、幸福な島の形や、祝福する天使の形をとる。
かと思うと、おびやかす手や、はためく帆や、旅ゆくツルに似る。
雲は、神の天と哀れな地とのあいだに、
両方に属しながら、
あらゆる人間のあこがれの美しいたとえとしてただよう。
―いわば大地の夢だ。
その夢の中で大地は、けがれた魂を清い天にまとわりつかせる。
雲は、あらゆるさすらい、探究、願望、郷愁の永遠の象徴なのだ。



*



≪郷愁 Peter Camenzindより≫



*

Hermann Hesse作
高橋健二訳



本当は、もう少し長いのですが、
抜粋させて頂きました。
最も好きな一節があるのですが、
それはまた次の機会にとっておきますね。





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by juno-7 | 2013-03-16 02:22 | 旅・街・スナップ