ひとしきり小鹿を撮影した後、
お名残惜しそうに見つめてる旅行者さん。
この時のことを、思い出すのだろうな。
何年も、何年も、経った後にも。
*
後方に写っているのは、
東大寺・南大門です。
「遭遇」
そして、ふと下を見下ろすと、
そこには別の小鹿ちゃんが・・・。
「えっ?!」
お互い、驚いて動きが止まってしまう。
「なにっ?!」
いや、何でも・・・。
とにかく、急ぎカメラを構え、シャッターを切る。
・・・カメラ目線、しっかり頂きました・・・
More
#
by juno-7
| 2013-04-11 17:30
| 旅・街・スナップ
昨晩、奈良から戻りました。
ー桜が咲いてない。
ー鹿がどこにもいない。
どっぷり奈良に浸った毎日で、
家に居るのが逆に不自然な感じを覚えてる。
*
昨日撮った写真からご紹介しますネ。
・・・奈良の小鹿ちゃん・・・
強い風雨が通り去った翌朝。
奈良の桜は最終章、
桜吹雪でした。
ー桜が咲いてない。
ー鹿がどこにもいない。
どっぷり奈良に浸った毎日で、
家に居るのが逆に不自然な感じを覚えてる。
*
昨日撮った写真からご紹介しますネ。
強い風雨が通り去った翌朝。
奈良の桜は最終章、
桜吹雪でした。
#
by juno-7
| 2013-04-08 19:58
| 旅・街・スナップ
#
by juno-7
| 2013-04-02 22:47
| 花ひらく
フランス上空・雲の旅を終え、無事、
マルセイユ・プロヴァンス空港へ降り立ったのは夜7時。
エクス行きのバスに乗り、”やれやれ”と一息ついたと思ったら、
前方に見えてきたのは・・・、
またまた天使の雲。
こちらの方は不意をつかれまして、
慌ててカメラを出したり構えたりしているうちに、
少しカタチが変わってきてしまった。
でも、天使のお姿、見えるでしょうか?
日が沈み、一面暗くなってしまうまで、
「目を閉じてはいけない」国ですね、ホント。
エクス・アン・プロヴァンスでは、
今までも何度かご紹介している、≪泉めぐり≫。
こちらは、人の手による天使像。
****
前回ご紹介した、ヘッセの雲の詩。
せっかくなので、別のヘッセの文章もご紹介しますね。
****
広い世界に、私より雲をよりよく知り、私以上に雲を愛する人がいたら、
お目にかからせてもらいたいものだ!
あるいはまた、雲より美しいものが世界にあったら、
見せてもらいたいものだ!
雲は戯れであり、目の慰めである。
祝福であり、神のたまものであり、怒りであり、死神の力である。
雲は、みどり児の魂のように、やさしく、柔らかで、おだやかだ。
雲は、親切な天使のように、美しく、豊かで、恵み深いが、
死神の使者のように、暗く、のがれがたく、容赦を知らない。
*
雲は、幸福な島の形や、祝福する天使の形をとる。
かと思うと、おびやかす手や、はためく帆や、旅ゆくツルに似る。
雲は、神の天と哀れな地とのあいだに、
両方に属しながら、
あらゆる人間のあこがれの美しいたとえとしてただよう。
―いわば大地の夢だ。
その夢の中で大地は、けがれた魂を清い天にまとわりつかせる。
雲は、あらゆるさすらい、探究、願望、郷愁の永遠の象徴なのだ。
*
≪郷愁 Peter Camenzindより≫
*
Hermann Hesse作
高橋健二訳
本当は、もう少し長いのですが、
抜粋させて頂きました。
最も好きな一節があるのですが、
それはまた次の機会にとっておきますね。
マルセイユ・プロヴァンス空港へ降り立ったのは夜7時。
エクス行きのバスに乗り、”やれやれ”と一息ついたと思ったら、
前方に見えてきたのは・・・、
またまた天使の雲。
こちらの方は不意をつかれまして、
慌ててカメラを出したり構えたりしているうちに、
少しカタチが変わってきてしまった。
でも、天使のお姿、見えるでしょうか?
日が沈み、一面暗くなってしまうまで、
「目を閉じてはいけない」国ですね、ホント。
エクス・アン・プロヴァンスでは、
今までも何度かご紹介している、≪泉めぐり≫。
****
前回ご紹介した、ヘッセの雲の詩。
せっかくなので、別のヘッセの文章もご紹介しますね。
****
広い世界に、私より雲をよりよく知り、私以上に雲を愛する人がいたら、
お目にかからせてもらいたいものだ!
あるいはまた、雲より美しいものが世界にあったら、
見せてもらいたいものだ!
雲は戯れであり、目の慰めである。
祝福であり、神のたまものであり、怒りであり、死神の力である。
雲は、みどり児の魂のように、やさしく、柔らかで、おだやかだ。
雲は、親切な天使のように、美しく、豊かで、恵み深いが、
死神の使者のように、暗く、のがれがたく、容赦を知らない。
*
雲は、幸福な島の形や、祝福する天使の形をとる。
かと思うと、おびやかす手や、はためく帆や、旅ゆくツルに似る。
雲は、神の天と哀れな地とのあいだに、
両方に属しながら、
あらゆる人間のあこがれの美しいたとえとしてただよう。
―いわば大地の夢だ。
その夢の中で大地は、けがれた魂を清い天にまとわりつかせる。
雲は、あらゆるさすらい、探究、願望、郷愁の永遠の象徴なのだ。
*
≪郷愁 Peter Camenzindより≫
*
Hermann Hesse作
高橋健二訳
本当は、もう少し長いのですが、
抜粋させて頂きました。
最も好きな一節があるのですが、
それはまた次の機会にとっておきますね。
#
by juno-7
| 2013-03-16 02:22
| 旅・街・スナップ
私が見るのと同じように、
誰もが、
目の前にある風景を見るのではないことは確かだけれど、
もう他の何物でもない、と思える程に白い雲は、
クッキリとかたどられていたのです。
この日、リヨン上空辺りでみたもの。
「白い雲」
おお見よ、白い雲はまた
忘れられた美しい歌の
かすかなメロディーのように
青い空をかなたへ漂って行く!
長い旅路にあって
さすらいの悲しみと喜びを
味わいつくしたものでなければ
あの雲の心はわからない。
私は、太陽や海や風のように
白いもの、定めないものが好きだ。
それは、ふるさとを離れたさすらい人の
姉妹であり天使であるのだから。
*
≪Weisse Wolken≫
*
Hermann Hesse作
高橋健二訳
More
誰もが、
目の前にある風景を見るのではないことは確かだけれど、
もう他の何物でもない、と思える程に白い雲は、
クッキリとかたどられていたのです。
この日、リヨン上空辺りでみたもの。
「白い雲」
おお見よ、白い雲はまた
忘れられた美しい歌の
かすかなメロディーのように
青い空をかなたへ漂って行く!
長い旅路にあって
さすらいの悲しみと喜びを
味わいつくしたものでなければ
あの雲の心はわからない。
私は、太陽や海や風のように
白いもの、定めないものが好きだ。
それは、ふるさとを離れたさすらい人の
姉妹であり天使であるのだから。
*
≪Weisse Wolken≫
*
Hermann Hesse作
高橋健二訳
More
#
by juno-7
| 2013-02-28 19:26
| 旅・街・スナップ